空き家の処分

空き家を第三者に処分する方法もあります。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

景観の悪化と周囲の不動産価値下落の危険

空家が社会問題となっているのは、その空家自体の危険性もさることながら、空家の周辺環境に「景観悪化」と「治安悪化」という悪い影響を及ぼすからです。治安の悪化については、別のページに述べていますから、ここでは景観の悪化について考えてみましょう。

建物が老朽化し、雑草が高く伸びて長い間、人が足を踏み入れていない空家は、著しい景観の悪化をもたらします。空家が目立つ地域は、快適な住環境が破壊され、住民や訪問者の不快感が増幅されます。地域のイメージが大きく損なわれているからです。

また、空き家はその周辺不動産の遺産価値の低下を招きます。あなたは、雑草が生い茂り今にも崩れそうな空家の隣や、向かい側に何千万円ものお金を払って自宅を建てますか。多くの人は嫌がります。

自宅を買おうと考えている人は、金額が同じであれば、周辺環境の良好な所にある住宅を探します。家を借りて住もうとする人だって、少しでも環境の良い所を求めます。

多くの人が嫌がる場所は、多くの人が欲しいと思う場所より取引価格は割安になってしまいます。管理されないで荒れている空家が目立つ地域に住んでいる人の自宅やマンションを不動産鑑定士に評価してもらうと、きっと「周辺に空家が目立ち、住環境劣化」などの説明書きが付けられ、空家のない地域の建物よりも評価額は低くなります。空家の存在が周辺不動産の下落という悪影響を及ぼしているのです。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

猫やネズミの繁殖、ゴミ投棄による不衛生の危険

空家には当然のことですが、住んでいる人は居りません。そのため野良猫や野ネズミにとって、格好のねぐらであり繁殖場所にもなります。蚊や蜂などの害虫も発生し、不心得な人によるゴミの投棄場所ともなり、空家は異臭を放ち不衛生きわまりない状態になる危険をはらんでいます。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

放火の危険性

昨年、東京港区で空家への放火で、住宅や店舗13棟が焼失する大きな火災が発生しました。その2日前に、空家への放火を心配して住民が警察にパトロールを要請していましたが、その矢先に放火事件が起きています。

放火犯人にとって、無人の空家は塀や垣根の内側に入ってしまえば、周囲から姿を見られることなく、放火を実行できます。

しかも、枯草やゴミもたまり足跡や放火に使ったマッチ、ライターなども犯人の遺留品かどうか区別できず、犯人と自分の同一性を示す証拠を残さないで実行できるので、空家は絶好の標的になります。恐ろしいですね。怖いですね。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

不審者のねぐら・たまり場になる危険

長期間放置されたままの空家は、不審者にとって家賃要らずで、雨・風を防げる格好のねぐらになりかねません。また、人の目の届かない屋内ですから、不審者たちのたまり場として、犯罪の温床になってしまう危険があります。治安の悪化は、地域の防犯上もゆゆしき事態です。

このように、都市部の空家は不審者のねぐらや、たまり場としてうってつけの場所です。不審者のねぐらとかたまり場になってしまうと、ゴミが散らかされて、不衛生にとどまらず、火災の危険性が大きくなります。

これら不審者による「タバコの吸い殻の不始末」とか、「明かり代わりのローソクを倒す」などの失火による火災は、毎年のように報道されています。不審者の失火は、一瞬にして近隣住宅などを類焼に巻き込んでしまいます。危険この上もない状態です。

東京杉並区では、塀の脇にブロックを積んで、それを踏み台に不審者が塀をよじ登り出入りしている様子が報じられていました。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

植木や雑草の繁茂による危険

手入れされず人の住んでいない家屋の敷地は、伸び放題の庭木と生い茂る雑草で、枯葉もたまり放しになります。あなたの隣家がこんな状態になっていると、あなたは「自然が身近にあって、我が家は快適だ。」などと言ってはおれませんね。

まず、蚊や蜂など害虫の繁殖地になる危険性があります。また、不心得の通行人にタバコの吸い殻をポイ捨てるとで、たちまち火災が発生します。

そのほか、雑草の種子が周囲にまき散らされて、その地域はいくら草取りをしても追いつかなくなるでしょう。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

倒壊の危険

人が住まず管理されない建物は、劣化が一気に進みます。そのため、地震や台風、集中豪雨などの自然災害に耐え切れず、倒壊の危険性が大きくなってきます。建物本体だけではなく、ブロック塀も風化が進んでもろくなり、触っただけでも表面がボロボロ崩れるようになります。崩れたブロック塀や家屋は隣接地の住民の住宅を傷めることがあり、通行人や車両に危害を及ぼし、緊急時の交通妨害にもなります。

現に、2010年には、東京足立区で、古い空家の外壁が崩れて歩道に落下する事故が発生しています。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

空家の増加原因

従来は、人口の都市集中化が進む一方、地方の農山村過疎地帯での廃屋が集落崩壊現象として、社会問題とされていました。

ところが、高度経済成長期の1960~70年代に全国から都市部に人が集まり、爆発的に都市人口が急増するにつれ、好景気に後押しされてマイホームが脚光を浴び、都市の郊外が人気の住宅街へと一変しました。

あれから40~50年。その家で育った二世の世代は、結婚や就職に伴い親の家を出て、別の住居で暮らすようになり核家族化が急速に進みました。

当初マイホームを購入した人たちは、高齢化による死亡や施設への入所その他でいなくなり、元の家には住む人が居らず、管理もされないで放置状態の家屋、すなわち何らかの対策を必要とする迷惑空家の増加が、現在の社会問題となっています。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

空家の実態

総務省の調査によると、2008年時点で全国の空家は757万戸もあります。そのうち賃貸用や別荘、アパートやマンションを除いて戸建て住宅に限ると、約180万戸が迷惑空家またはその予備軍です。それから6年経過した現在は、もっと増加しているものと推定されます。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

空き家の解体

空き家の一つの解決策としては、建物を解体して、更地にするという方法が考えられます。

ただ現在の税制では、空き家を取り壊すことで固定資産税、都市計画税が大幅に増額されることになっているため、これが空き家の解体を妨げる要因になっています。現在税制の改正が進められています。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る